我が国は世界一の長寿国といわれています。
我が国における平均寿命が急速に延びたのは、いうまでもなく医療技術の向上や衛生環境の整備はもちろんのことですが、第二次世界大戦の以前には、亡国病といわれた結核などの伝染病が、戦後イトレプトマイシンやペニシリンなどの抗生物質が発見されて激減し、比較的若い年齢でこれらの伝染病にかかって死ぬ人がいなくなったことも大きな要因のひとつといわれています。
日本人の死亡原因は結核による死者が急激に減り、代わりに登場した最も多い死因が、がんです。
がんになる原因は親から受け継いだ遺伝的なものでしょうか、それとも生活環境の中にあるいろいろな発ガン物質が作用するのでしょうか。
これまでの調査では男性では約20%、女性では25%が親から受け継いだ遺伝的な体質や遺伝子の組み合わせによるものと考えられています。
しかし、その他の大部分は空気、水、土壌、食物、飲物、食品添加物、医薬品その他すべての生活環境の中に存在する発がん性物質や放射線、紫外線などが原因と考えられています。 |